ヒゲ脱毛、医療とサロンはどっち?――仕組みの違いから分かる選び方
ヒゲ脱毛を調べ始めると、最初にぶつかる分かれ道があります。「医療脱毛(クリニック)」と「サロン脱毛(光脱毛)」、どっちにするか問題です。
広告を見ても、どちらも良さそうなことが書いてあって決められない。そこでこの記事では、宣伝ではなく仕組みの違いから整理します。仕組みが分かると、「自分はどっちか」は自然に決まります。
※この記事は特定の店舗をおすすめするものではなく、公開されている情報をもとにした解説です。
一番の違い:「破壊する」か「弱らせる」か
- 医療脱毛は、医療用レーザーで毛を作る組織(毛母細胞・毛乳頭など)を破壊します。組織を破壊する行為は医療行為にあたるため、医療機関でしか行えず、施術するのは医師や看護師です。いわゆる「永久脱毛」を目指せるのはこちらです
- サロン脱毛(光脱毛)は、弱めの光エネルギーで発毛組織を弱らせる方式です。位置づけは抑毛・減毛で、毛を作る組織そのものは残るため、時間が経つと毛は再び生えてくる前提のサービスです
「サロンは効果が弱い」というより、そもそもやっていいことが法律で違う、というのが正確な理解です。破壊=医療行為はクリニックにしかできません。
資格と「何かあったとき」の違い
もうひとつ、仕組みと同じくらい大事なのがここです。
医療脱毛の施術者は医師・看護師という国家資格者で、万一の肌トラブル(火傷・毛嚢炎など)が起きたときに、その場に診察・処置できる医師がいます。サロンは研修を受けたスタッフによる施術で、肌トラブル時は提携の医療機関などへの案内になるのが一般的です。
ヒゲは顔、つまり毎日人に見られる場所です。トラブル対応の体制は、料金と同じくらい真剣に見ていい項目だと思います。
回数・期間・痛みの目安
| 医療脱毛 | サロン脱毛 | |
|---|---|---|
| 自己処理がラクになる目安 | 5〜8回程度・8ヶ月〜1年半程度と言われる | 6〜18回程度のプランが中心・2年以上かかる場合も |
| 痛み | 強め(麻酔を用意しているクリニックが多い) | 比較的マイルドな傾向 |
| 1回あたりの価格 | 高め | 安め |
数字はいずれも一般的な目安で、毛質・肌質・部位・目指す状態でかなり変わります。ひとつ確実に言えるのは、「1回でツルツル」はどちらの方式でもないということです。ヒゲは毛が生え替わる周期に合わせて複数回照射する必要があるので、どちらを選んでも「通い続ける」前提で考えてください。
で、どっちを選ぶか:目的で決まります
優劣ではなく、目的との相性です。
- ヒゲ剃りの手間を根本から無くしたい・生やす予定もない → 破壊できる医療脱毛が目的に合います。回数が少なく済む分、期間も短くなる傾向です
- とりあえず毛量を減らしたい・痛みが不安・まず試したい → サロンから入るのも選択肢です。ただし「減らした状態の維持」には通い続ける必要がある点は織り込んでおきましょう
- 将来ヒゲを生やすかも → 医療脱毛は組織を破壊するため、基本的に元に戻せません。デザインを残すか全部無くすかは、契約前に決めておく必要があります
正直に言うと:どちらを選んでも「確認すべきこと」があります
方式を決めたら終わり、ではありません。契約前のカウンセリングで、最低限これだけは確認してください。
- 総額:表示価格は何回分か。追加照射の料金はいくらか
- オプション費用:麻酔代・剃毛代・キャンセル料は別料金か
- 通う条件:予約の取りやすさ、日焼けしていると施術できない等の制限
「月々○円」の表示だけで決めると、総額のイメージがズレがちです。数字の見方は費用と回数の目安の記事で詳しく書いています。
まとめ
- 医療=破壊(医療行為・永久脱毛を目指せる)/サロン=弱らせる(抑毛・減毛)
- 施術者とトラブル対応の体制が違う。顔だからこそ体制は重視
- 回数は医療5〜8回程度・サロンはそれ以上が目安。1回で終わる方式は存在しない
- 選ぶ基準は優劣ではなく「自分の目的との相性」
脱毛をどこまでやるか(全部ツルツルにするか、整える程度にするか)の考え方は、こちらの記事にまとめています。方式選びの前に、ゴール決めからどうぞ。